ボディ基本形状の改修

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アオシマ(Aoshima) 1/24 ’75 C130 ローレル 製作記 #1

今回は、アオシマの街道系キット古参のC130「ローレル」。
大好きなファントムモデルを思い描き、好き勝手に、ノコギリ片手に弄りまくる妄想系モデリングの始まりです。まずは、ボディで気になる部分の改修を行います。

滅多に車の資料本は見ないんですが、基本形状の確認は、この一冊だけを頼りにガンバリマス。

もう10年位前の出版になります。
買っておいて良かったです。
ただ、残念なことに真横や真正面等の写真が皆無で、殆どが恰好良く映る斜め前からの写真。
ノスタルジックヒーロー誌やオールドタイマー誌で特集された号を買っておけばと思いますが後の祭り。無い袖は振れないので、足りない部分はネット画像頼りで作業に入ります。

ボディサイドに膨らみを

ハセガワから完全新金型のケンメリRを見た時に、こんなにサイドが膨らんでいるだ~と思いました。
もう何十年もアオシマのケンメリ&ローレルの形が刷り込まれているせいでしょう(笑)

今回はエンジン無しで、ボディ形状勝負なので、気になるボディサイドの膨らみを再現していきます。

そのまま、ボディサイド下部を折り込んでも膨らみが足りないんじゃないかと考え、まずZラインの下のラインに合わせてPカッターで彫り込みを入れます。
あまり深く彫り込んでしまうと切れてしまうので、注意します。

そこそこ彫ったら、グリル部分に切れ込みを入れ、彫り込んだ部分から下のボディを少し外側に折り曲げてやります。

たぶん、気持ちの問題位の変化だと思いますが、写真のように、2ミリの角棒がボディ下部に入るくらい出っ張らせてみました。

そして、サイドシル上端から1センチのところで内側に織り込みます。

キットを眺めていて、もう少しボディ部分が薄い方が恰好イイだろうなぁと思い、愛用の「現場屋(ホームセンターで購入)」というアサリの付いたノコで切り取ることにしました。
そうすることで、約1㎜弱上下幅を詰めることが出来るのです。

この手法は、今回かなりの部分で多用しています。

両側ともに切り取れたら、接着面を綺麗に整形します。

プラ板片で受けを設けた後、若干内側に折れ込むように角度を付けて再接着します。
今後、他にも相当な部分を切り刻むことになりそうなので、写真のリモネン系接着剤を試験的に使用してみることにしました。
(最終的にヒケが生じちゃったら涙でちゃうけど・・)

サイドボディは折り込んだので、フロントとリアのフェンダーも織り込んでおかないとラインが繋がりません。

Bifore
After

丁度、バンパー上端部分に切り込みを入れ、内側に曲げ、下端を元のバランスパネル部分に接着。

写真の方向は統一するようにしないと分かり辛いですね。

この後、サイドシルのモールド下に切り込みを入れて更に内側に折り込んでいます。
これらの一連の作業では、折り込む量(角度)が左右で異なると最終的にボディの高さが右と左で変わってしまうので、工作した後にガラス板等平面に置き、ボディが水平になっているか・ボディが四隅で着地しているかを常にチェックしながら作業を進めた方が良いです。

なんか、最初の外に広げる工程は要らなかったような気もしますけど、後戻りはできませんから、次回の教訓として(ハセガワから決定版が出たら嬉しいなぁ)。

幅を少しだけ詰める

この型のローレルの車幅は1680ミリ。
小型車枠のギリギリに近いところまでの車格を有している。同年代のケンメリは1625ミリなので、かなり大柄に見えたもんです。

これを24分の1に縮小すると70ミリ。フェンダーアーチの上端で計ってみると73ミリ強あるので、3ミリ位幅を詰めれば実車寸法にかなり近づくことになります。
でも、チョット訳ありで、自分は2ミリ弱くらい幅を詰めることにしました。

まず、フロントエンド部分を落としておきます。

もう何回か紹介しているように、このような切り取りは「職人気質 HYPER CUT SAW 0.1」を使用しています。

そして、上の写真ルーフ上に貼ったマスキングテープをガイドとして、先に紹介した「現場屋」で切り取っていきます。
おっと、その前にテールエンド部分を先に落としておきました。

ボンネット後端のモールドを活かしたいため、ボンネットは写真の位置で切りました。
ようやく「現場屋」の写真を画角に入れられました(‘◇’)ゞ
かなり切れ味鋭いので、最初は戸惑いますが、同じ幅で少しだけ詰めたい時は重宝します。

最期にトランク部分を切り取り・・・

あ~ぁ、もう完全に元には戻れません(笑)
頭と尻尾を落として、綺麗に三枚にさばけました🎵

更にボディ後端を詰める

このキットを上から見た時、ボディ後半がグググっと張り出している感じ。そして、Zラインの上部後端が、外に向かって開いているような感じに見えました。
ここは、もう少しスマートにボディ幅を合わせて行こうかな~と思い、Zライン上部を現場屋で切り込みを入れました。
こういう風に切り込みを考えていたので、最初にお尻部分は別に落としておいたのです。

そして、後端だけを接着すれば、この部分が少し内側に向くはずです。

ここまで終わったら、バラバラになったボディを組み上げていきます。


まず最初に、ルーフ部分を基準にすることにして、ルーフを接着。
ルーフはこの後、もう一度切る予定なので、微妙な調整が行い易いプラ用接着剤を使用。
念のため、ボンネットも仮止めをしておきました。

ここで、ボディ下端が四隅とも着地しているか、慎重に調整しながら、ルーフの接着剤の乾燥を待ちます。

リアエンドパネルは、現場屋で3か所切り込みを入れ、ボディよりも少しだけ幅を小さくしました。
そうすることで、ボディ後端を狭めたのと辻褄をあわせようという算段です。

実際に、これまで行った工作で恰好良くなるのか?ダサイくなるのか?、まだ分かりません。
頭の中で完成形を思い描き、それに向かって手を動かしていく。
たぶん自分は、こういう作業が好きなんです。

つづく

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