半世紀前のキットを作る

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Revell 1/25 Baja Chopper 製作記 #1

ひょんなことから・・・独身時代よりお世話になっているN岸師匠からの宿題を貰ってしまった。
1971年 Revell 謹製 Baja Chopper

工房にお邪魔した時、在庫棚にこのキットを発見。
全く見たことが無かったので「見せてもらっていいですか~」って聞いたら「あげるから作って」と(笑)
ということで、半世紀前のキットを、自分みたいな軟弱モノが手掛けることに相成りました”(-“”-)”

まずは、貴重なキットの箱絵と側面写真を。

<Baja Chopper 製作記> 箱絵_1
<Baja Chopper 製作記> 箱絵_2
<Baja Chopper 製作記> 箱絵_3
<Baja Chopper 製作記> 箱絵_4

まずは、ボディの全容を・・・(って2枚だけど(;^ω^))

<Baja Chopper 製作記> ボディの確認_1
<Baja Chopper 製作記> ボディの確認_2

なかなか、独創的な形をしていますね~。
ディールズ・ホイールの「Baja HumBug」に似ているなぁとは思ったけど・・・後で調べたら「そのものズバリ、元ネタ」の可能性が。
ただ、判らないも部分もあるので、その辺は推測と創造を目いっぱい働かせて推察してみた。

ということで、アメプラキットの歴史をアップしているSacaleMatesのページでチェックしてみると・・・

<Baja Chopper 製作記> Scale Mates

大元は、1968年のType1で、このキットは、その後パーツ追加で1971年に発売。
そして74年頃に再販されているみたいなんだけど・・・問題はその間の1972年。
「Baja HumBug」の元ネタと思われる、ディブ・ディールが運転して記録を打ち立てた「Chanpion Spark Bug」が、このキットよりも後に発売されたことになってる。

ところが、キット番号は
  ・「Chanpion Spark Bug」が「H-1318」
  ・「Baja Chopper」が「H-1341」
ということで、キット番号順でいけば、「Chanpion Spark Bug」の方が先に発売されていてもおかしくない。

この辺の詳細は、ディールズ・ホイールの大御所、山田剛久先生の「Speed★King」に書かれています。

<Baja Chopper 製作記> Speed★King_1
<Baja Chopper 製作記> Speed★King_2

ただ、山田先生の説明文でも、この「Chanpion Spark Bug」は1972年発売になっているため、実のところ真相は不明。
ただ、今回製作するキットは、ボディが新規とは思えないほど荒れているので、当時は良く見られた「箱替え・名前替え」のキットなんぢゃないかと推察した。

更に、明友のワーゲン乗りさんにお尋ねしたところ、このType1は三角窓が斜めになっているので、65年以降。
右フロントフェンダーの上に給油口があるので68年以降の車体と思われるとのこと。
移設してあるテールライトも、所謂アイロンテール(ロケットテール)と呼ばれているものみたい(本当はもっと小さいけど)で、これは68年Onlyなので、このキットのベースとなった年式は68年だろうという結論に達した。

だから、なに?   (;^ω^)

と云われては身も蓋も無いんですけど・・・、
こういう蘊蓄(ウンチク)もたまにはいいかなぁ~って(笑)

キットレビューとは言えない考察はこの辺にして、ちょっとだけ触ってみた。

まずは、肝のホイール。
スプリントスターみたいなんだけど、メッキの中にモールドが埋もれてしまっているので、ここは清く50年前のメッキを落とすことにした。

<Baja Chopper 製作記> メッキの状態

メッキ落としは、いつものタミヤ謹製ペイントリムーバー。
その他もパーツも一緒にメッキ落とし。
ペイントリムーバーを使った後、パーツはしっかりとマジックリンで油分を洗い流しておいた。

<Baja Chopper 製作記> ホイール。まぁまぁ。

ホイールも、最初は本橋兄貴のところに特注で作ってもらおうか、と思っていたんだけど、メッキを落としたら、それなりに見えるので、リム部分だけシャキっと挽きなおしておこうと思う。

それよりも、タイヤが前後同径同幅なのが、少し気になっている。
Speed★Kingの作例は、前輪が少し細くて径も小さく見えるし、それが普通のような気もするので、今後タイヤも挽きなおすかどうかは現在は未定ということで。

今回は右側から攻めてみて、モールを削除し、概ね整形終了。
さてさて・・・停まらずに更新出来るかな(‘◇’)ゞ

<Baja Chopper 製作記> 整形_1
<Baja Chopper 製作記> 整形_2

その後、暫く再販は無かったようだけど、21世紀になって、こういう風貌で再販されるとは・・、夢にも思わなかっただろうなぁ(笑)



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コメント一覧 (2件)

  • こんにちは。
    例会お疲れ様でした。
    件のアメ車の塗料、Dadsさんのツイッターでチェックしました。
    やはり、グラビティカラーでした。
    ずっとHPチェックして、ほしいカラーを見ていました。
    入手しやすくなるとうれしいですね。

    • こんばんわぁ~。
      サイト更新後、初のコメント有難うございます(^^♪
      例のアメ車の塗料は、そのとおりのグラビティカラーでした。
      早々にDadsさんのツイートで確認はしていたんですが、チョット忙しくて書き込みが出来ずスミマセンでした”(-“”-)”
      なんでもヨーロッパとアメリカとで分かれるとか分かれないとか。
      欲しいカラーが入手しやすくなるとイイですね。

      また、遊びに行きます(‘◇’)ゞ

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